インハイ優勝の原島先輩って誰？
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この夏のインターハイ (高校生の全国大会) 個人戦で日本一を手にした人を知ってますか？
我らがユリカ先輩ですね。
それは聞いたことあっても、今、稲城でがんばっている小中学生の中で、ユリカのことを直接知っている人はいますか？
ほとんどいないですよね。
ユリカは、小中高のすべてで東京チャンピオンとなり、関東大会や全国大会の常連でした。 そして高校 3 年生でついに日本一の栄冠を勝ち取ったのです。
そんな立派な人がキミたちの先輩にいるのですよ！
身近に本物の人がいるのだから、できる限りたくさんの刺激を受けるしかないでしょ！？
というわけで、ユリカのことを少しだけご紹介しましょう。
今は 10 月の国民体育大会などまだまだ続く試合に向けて猛練習中なので、少し落ち着いたら直接会えるかもしれませんね……
小学校時代
稲城三中に入学してからソフトテニスを始めた 4 歳年上の姉のユキががんばっている姿を見て、いちばん影響を受けたのは、実は妹のユリカではなくてお母さんでした (笑)。
そのお母さんに説得されて(？)、ユリカがようやく稲城ジュニアに入ったのは 4 年生の 11 月頃。 お姉ちゃんが中学 2 年生で部活のキャプテンになっていたときです。
ソフトテニスの大会では低学年の部を小学 4 年生までで区切っているので、4 年生の 11 月ではすでに低学年で関東大会には出場できない年齢です。
始めるのがちょっと遅いな…。
まぁ、自分で納得しない限り物事に取り掛からないガンコな性格を持ち合わせたユリカなので、お姉ちゃんのがんばる姿を見てようやく決心がついたようです。
ちなみに、そのときの稲城三中は東京都新人戦女子団体で、前年度のベスト 4 を上回り準優勝を遂げ、上昇気流の真っ只中でした。
ソフトテニスを始めるのがちょっと遅かったかな…というユリカですが、クソがつくほどのマジメ人間でもあるので、一度取り掛かったら凡人には真似できないほどとことんやり遂げていきます。
なんと、稲城ジュニアに入ってから 1 か月後の 12 月末には低学年・初心者を対象とした Prince チャレンジカップに初出場し、決勝トーナメントを勝ち上がっています。
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1 か月しかやっていないユリカの衝撃のスイングと安定性は、そのときのビデオを見れば一目瞭然ですが、 それからも急激にレベルアップして、 ソフトテニスを始めてから 5 か月後の東京都の小学生大会ではベスト 8 に入り、5 年生にして関東大会の高学年の部に出場しました。 これは驚異の記録ですね。 そのときのペアは 1 学年上のミヅキのお姉ちゃんユイ(F)です。
ユリカのお姉ちゃんのユキは中学から始めたにもかかわらず、 3 年生のときにはキャプテンとして稲城三中を団体戦で全中 (全国中学校大会) 初出場へと導く活躍をみせてくれました。 文大杉並高のときにはレギュラーとして団体戦で活躍し、個人戦でもインターハイに出場しています。 スゴイ姉妹ですね。
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小学 6 年生の春にはエリナとのペアで再び東京 1 位。 みごと夏の全小 (全日本小学生選手権大会) に出場しています。
さらに、6 年生最後の 3 月末の全国小学生大会では初めてシングルスの部が行われましたが、ユリカは全国ベスト 8 の成績を収めています。
中学校時代
ユリカが入学したとき、すでに稲城三中は強豪校の仲間入りを果たしていましたが、 中学進学と同時に団体戦でも個人戦でも大活躍しました。
1 年生の関東中学校大会では、3 年生の先輩たちが敗退していく中、2 年生のホナミとのペアで唯一、全中出場を果たしました。
2 年生の関東大会では、全中決めの戦いで、1 学年上の林田リコちゃんペアとファイナルゲームの死闘を演じましたが、惜しくも敗退。 2 年連続の全中出場はなりませんでした。
それでも、春の全国大会である都道府県対抗には 2 年連続のフル出場、 特に 2 年生のときには東京代表チームのキャプテンとして団体戦ベスト 4 への躍進を牽引しました。 準決勝でのファイナルゲーム 1-6 からの大逆転劇は、まさにユリカの気迫がこもった超感動の一戦でしたよ。
その後、3 年生最後の夏の東京都大会では個人、団体とも優勝！ 関東各地からジュニアのトップ選手を集めていた宿敵千代田女学園に、ユリカたちの気迫がまさった結果でした。
1 年生のとき以来 2 回目の出場となった全国大会では、あの岡山県の山陽女子に敗れるもののベスト 16 で、稲城三中歴代選手の最高位に並ぶ成績を残しています。
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中学時代のユリカには、上の学年にも下の学年にもたくさんの優秀な選手が集まっていました。
幸運の理由は日頃の本人の行いの良さなのでしょうか。
マジメで我慢強くて、驚異的な身体能力を備えたユリカだからこそ、素敵な仲間に恵まれ、これだけ実績を残しているのでしょうね。
高校進学後
高校は何の迷いもなく姉のユキと同じ、日本全国からトップクラスの選手が集まる文大杉並高を選びました。
そこでの本物の指導がユリカの能力をグングン伸ばし、数々の功績へと導いてきたのはご存知のとおりです。
文大杉並高校のキャプテンとしてチームをまとめ、団体戦のレギュラーとして活躍してきましたが、 個人戦を中心に主な実績をまとめておきます。
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高校 2 年生
- 東京都関東大会予選 (4 月) 準優勝
- 東京都インターハイ予選 (5 月) ベスト4
- インターハイ (8 月) ベスト4
- 東京都新人大会 (8 月) 準優勝
- 東京都新進大会 (10 月) 優勝
- 全日本アンダー17 (2018年) 選出
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高校 3 年生
- 東京都関東大会予選 (4 月) ベスト4
- 東京都インターハイ予選 (5 月) 優勝
- 関東高等学校選手権大会 (6 月) 優勝ペアに負けてベスト16
- インターハイ (8 月) 優勝
- 第26回 日・韓・中ジュニア交流競技会 (8 月) 全勝で日本代表の優勝に貢献
素晴らしい成績の数々ですが、常に勝ってきたわけではありません。 しかし、 負けたときも腐 (くさ) らず、 勝ったときも奢 (おご) らず、 人としての振る舞いに間違いがなかったからこその結果でしょう。 誰にとってもお手本になる人です。
しかし！ 実は、本人よりもお母さんが素晴らしいのです。 これだけの娘を持っても一切自慢話をせず、いつも周囲のために黙々と動いてくださる方です。
子供も大人も原島親子に学びましょう！
投稿: 2018/09/11 (火) 花園智弘
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