ボールの数え方
このページのカテゴリー : ソフトテニスギミック
練習開始時と練習終了時には、ボールの数をキッチリと数えなければいけません。
お米の一粒一粒を大切にするのと同じで、テニスプレーヤーは一球一球を大切にするのです。
練習を終えるときに一つでもボールがなくなっていてはいけません。
ただ、よくありがちなことは……
「あと 1 球ありませ〜ん。みんなで探して〜！」、「でも、数えるの間違ってるんじゃないの？ もう一度、数えてみようよ。」
というわけで、ボールをしっかり管理しようとすると大変です。
そこで、そもそも数えるのを楽にすることと、何度も数え直さなくていいようにすることを目的に、ノゾミ監督は次のようにボールを数えるように指導しています。
▲ まず、カゴの下にボールを規則正しく敷き詰めます。これで、6 × 4 ＝ 24 個です。数えながらやる必要はありません。ちゃんとおけば自動的に 24 個なのです。
次に、敷き詰めたボールを 4 つずつ正方形に見て、その 4 球の真ん中、つまり凹んだところに 1 球ずつ積み重ねていきます。
2 層目は何列×何列になると思いますか？ 3 × 2 ではありませんよ。
6 列の間には 5 列のすきま、4 列の間には 3 列のすきまがありますね。
そのすきまに置いていくのですから、5 × 3 で 2 層目は合計 15 個です。これも、数えながら置いていく必要はありません。ただひたすら規則的に並べていくだけです。
これでカゴの中は、24 ＋ 15 ＝ 39 個になりました。
さらに 3 層目を積み重ねます。もうわかりますね？
そう、4 × 2 ＝ 8 個なので、カゴの合計は 24 ＋ 15 ＋ 8 ＝ 47 個です。
最後に最上段の 4 層目は 3 個だけ置けるので、これでカゴの中の合計 24 ＋ 15 ＋ 8 ＋ 3 ＝ 50 個です。
▲ 完成！ キレイですね。この形にすれば、数えなくても 1 カゴ 50 個ですよ。
ここからが重要なのですが、50 個数え終わったからといって、すぐに別のカゴなどに入れ替えて、片付けようとしてはいけません。
上にもあったように、練習の終了時などには、いくつかのボールがどこかにいってしまっていて、集めたはずのボールがすべてではない場合が多々あります。
そういうときは、「数え直し！」をしないためにも、全部のボールが見つかるまで 50 個ずつの形を残しておくのです。 そうすれば、何度も数えることなどまったく必要ありません。
▲ 全部見つかるまで、この状態にしておきます。このようにしておけば、合計何個なのか一目瞭然です。この写真では 224 個ですね。稲城ジュニアでは、このくらいの数のボールで練習しています。
当然ながら、この数え方は稲城三中でもやってます。 これなら効率的で、無駄な時間を使わなくてすむので、時間に限りのある平日放課後の部活動などにはもってこいの方法ですよ。
全国のみんなも、まずはボールを大切にすることから頑張ってみてくださいね！
投稿: 2016/06/29 (水) 花園智弘
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