ケロケロ日記

2006 年秋の脳出血から奇跡の回復を見せた当時 11 歳 (小学生 5 年生) の娘の闘病記です。
… が、いつの間にかタダの子育て日記になっています。
公私混同も甚だしい花園の個人的な記録です。
しかも例によって怠慢のために更新が滞りがちです。
オムツ替え、お風呂、保育園の送り迎え、病院の付き添い、本の読み聞かせ、連絡帳での先生とのやり取り、上履き洗い、洗濯、アイロン掛け、…… 3 人娘の子育てに関わり続けてきた情けない父親のたわごとをお聞きください。

……

【2006 年 10 月 28 日、当時小学 5 年生だった次女が脳出血で倒れました。】
【あまりにも突然のことで何が起こったのかわからないまま、その日のうちに頭蓋骨を開く大手術！】

こんな一大事に「ケロケロ」などといっても、ふざけてるわけではありませんよ。 近頃のシホはカエルに親近感を持っていたようですし、 元通りの健康な姿に「帰る」という意味も込めてこんなタイトルにしてみました。 妹もカエルのマスコットを姉に見立てて四六時中そばに連れて歩いています。
愛する我が娘が、困難に立ち向かい、成長していくさまをお伝えすることで、 テニスをやっているみんなに勇気を与えることができればいいと思っています。

心配するだけじゃ仕方がない。 なるようにしかならないものなら、自分たちのできる限りのことをやって、あとは運を天に任せましょう。 ダメならダメでもいい。でも、良くなることを願って前向きに進みましょう。 これって、テニスの試合に臨む気持ちにも似てるでしょう？

この病気の原因は生まれつきのものですが、遺伝するわけではないそうです。 脳みその中の血管の様子を調べることなど通常ではできませんから、 フツーの人がこのように発症する危険性を知る方法は今のところないと言っていいでしょう。 確率がかなり低いと言えども、いつ誰が同じようになるかわからないだけに、何かあったときの参考にしてもらえるかもしれません (そんなこと起こらないのが良いに決まってますが…)。 そのようなわけで、記録としてまとめるためにも、過去の日付に加筆訂正することもあると思います。

「こんなこと書かないでよ！」と後に元気になった娘は怒るかもしれませんが、 恥ずかしがることではないと思いますし、少しでもみなさんのお役に立てるのではないかと信じています。 応援してくださるみなさんには本当に感謝しております。 個別に連絡する時間がなかなか取れないこともあり、このような形での報告となりますが、 どうぞお許しください。

不幸をネタに同情を引こうなどという気持ちは毛頭ありませんので、 家族からの報告義務として受け止めていただければ幸いです。

2006/10/31 (火) 花園智弘