ケロケロ日記 2010 / 06 < 前回  |  次回 >

稲城三中テニス部員たちの団体戦がありました。 地区の都大会予選です。

例によって、朝 7:00 前から校庭にコート作りを開始して、ジュニアのお父さん方にも協力していただき 8:30 頃に 6 面が完成。 その後、他校の皆さんに練習をしてもらい、自分たちはボロボロの練習コートで、しかも簡易ネットを使って少し体を動かしてから、開会式に参加しました。

開会式です。

開会式後、他校は試合でしたが、稲城三中は試合がなく、再び練習コートでひたすら練習、練習、練習。 既にブロック大会で都大会出場権を獲得している稲城三中は、 この地区大会ではスーパーシードという位置付けだそうで、男女とも準決勝から出場することになっていました。 他校は 5 チームまたは 6 チームでリーグ戦をしていたので、他のすべての学校が 4 試合または 5 試合を終えるまで待機していなさい、ということです。

前日もささいなことで花園が爆発しましたが、「上達するのは今だ！」を合い言葉に、 公式戦の前日だろうが当日だろうが何だろうがお構いなしに、罰ゲームで筋トレが待っている超ハードな練習が繰り返されたのです。 基本的なことをしっかりできるようになるまで、いつも徹底的に同じ練習です。

その甲斐あってかどうか、準決勝でも決勝でも全ペアが勝って男女アベック優勝でした。 3 年生も 2 年生も 1 年生も、みんな本当によくがんばりました！

全員で勝ち取った優勝カップだ。おめでとう！

ムッキムキーの男子！

ピッチピチーの女子！

実はこの日、隣の府中市では高校生のインターハイ予選が行われていて、 ベスト 16 まで勝ち残っているチームが熱戦を繰り広げていたのです。

どうせ 15:00 まで試合がないのであれば、 高校生のがんばっている姿を、 稲城三中の部員達にも見せてあげたかったところですが、 隣町といえども 20 名もの部員の移動手段はないので断念しました。

拓大一高、都立清瀬高、日大豊山高、文大杉並高、千代田女学院高、国本学園高。 稲城ジュニアと稲城三中テニス部の卒業生たちが進学したチームもがんばっていたようですね。

男子では、シュンタロウが 2 年生ながら全勝して拓大一高の優勝に大いに貢献。 個人戦でも決勝戦は同校対決でしたから、この結果はマグレではないですね。 沖縄での活躍も期待しています！

女子では、長女が決勝戦初戦を落としてその後の劇的な幕切れのお膳立てをしてから(？)、 すばらしいチームメイトが本当に頑張ってくれて国本学園が優勝！

国本学園はスーパー 2 年生ペアが個人戦でも優勝していて、この 2 人は文句なくスゴイのですが、 他の 3 年生も気持ちがすばらしい部員ばかりで、やっぱり 3 年生の最後の夏にかける思いが相手に優ったのかなと思います。

中学時代に全国で活躍した選手が集まる文大杉並高はいわばサラブレッドの集まりで、 それに比べると国本学園は雑種の集まり、と言ったら叱られるでしょうか。

それでも、雑種だろうが雑草だろうが、最後は「思い」がすべて。 １か月後に最後の都大会に臨む稲城三中の部員たちにも言いましたが、「何事も自分で思った分だけの結果になる」という気がします。 結果が良くなかったのなら「思い」が足りなかったということ。 「思い」がなければ、行動もできない。行動しなければ、成果が出るわけもない。 結果が良かったのは、それだけ「思い」が強かったから。

中学と高校、それぞれ優勝のささやかなお祝いです…